普通電車
普通電車に乗り静かに生活をしていると、普段感じることが出来ない特別な朝を迎える。寝起きのコーヒーは缶コーヒー、コーヒーメーカーでお洒落なコーヒーを作る事はないが、私には缶コーヒーが合っている。
眠たい朝、自分に鞭を打ち、缶コーヒーを飲みながら仕事に行っていた時が懐かしい。
しかしまたすぐに戻るのだろう。
それは瞬間の事であり、朝のひと時、まだ寝ぼけさせてもらうとする。
微糖は贅沢だ。
夢や幻想に追われ、ネオンの街へと消えていく
京の稼ぎは地方の下請けからか…まぁ飲み代の足しにはなるぐらいかな。
ちょっと飲みすぎかもね~、飲んだ時こそ口を滑らさないようにね
この後どうする、二件目三件目、やっぱり男だけじゃあれだしな~
大丈夫、大丈夫、経費でちゃんとおりるから、まぁ今日は楽しんじゃおうよ!
ところで最近どうよ、込み入った話…。
あぁ…あの話ね…、実はさ…。
いらっしゃいませ~
久しぶり~元気だった、初めまして君に会いに来たよ
ん?あれここは…私はいったいどこにいたのだろう。
気が付くと、夜が明け朝になり始発で帰る。
帰りの電車は何故だか快速電車だ、多分、あの時、私は急いでいたのだろう
しかしもう急がなくても良いんだよ、君は良く頑張った、後は地方が頑張ってくれる。
そうか、それじゃ帰りの普通電車は満員電車だろうね。