大合掌
主役よりは脇役、プレイヤーよりはエキストラ
普通電車が満員かと思えば、実際はそうでもない
快速電車も流行っているし、通勤快速も好まれる
丁寧に素早く行動できるのが良い、ゆっくり確実に行動できるのも良い
だがしかし少し早すぎないかと感じるのが、東京23区
そんなに急いでどこに行くのだろう、時間がない、忙しい。
私はエキストラ志望なので、普通電車でゆっくり行動する。
外は雨が降っている、私は雨が好きだ
雨は嫌なことを自然と忘れさせてくれる。
雨音を聞いていると外に出るのは嫌だな、家にいたい。
でも車だったら良いのかも知れないね、雨の中1人でドライブ
雨の中での漫画喫茶もなかなか面白い、雨が降ったら雨宿り
一つ屋根の下で様々な人が個室で自分の時間。
そういえば昔、誰かが言っていた
雨が降ったら傘をさそぉ
曇りだったらレインコート
晴天ならば笑ってやろう
あの人はいったいどこに行ったのだろう…
普通電車
普通電車に乗り静かに生活をしていると、普段感じることが出来ない特別な朝を迎える。寝起きのコーヒーは缶コーヒー、コーヒーメーカーでお洒落なコーヒーを作る事はないが、私には缶コーヒーが合っている。
眠たい朝、自分に鞭を打ち、缶コーヒーを飲みながら仕事に行っていた時が懐かしい。
しかしまたすぐに戻るのだろう。
それは瞬間の事であり、朝のひと時、まだ寝ぼけさせてもらうとする。
微糖は贅沢だ。
夢や幻想に追われ、ネオンの街へと消えていく
京の稼ぎは地方の下請けからか…まぁ飲み代の足しにはなるぐらいかな。
ちょっと飲みすぎかもね~、飲んだ時こそ口を滑らさないようにね
この後どうする、二件目三件目、やっぱり男だけじゃあれだしな~
大丈夫、大丈夫、経費でちゃんとおりるから、まぁ今日は楽しんじゃおうよ!
ところで最近どうよ、込み入った話…。
あぁ…あの話ね…、実はさ…。
いらっしゃいませ~
久しぶり~元気だった、初めまして君に会いに来たよ
ん?あれここは…私はいったいどこにいたのだろう。
気が付くと、夜が明け朝になり始発で帰る。
帰りの電車は何故だか快速電車だ、多分、あの時、私は急いでいたのだろう
しかしもう急がなくても良いんだよ、君は良く頑張った、後は地方が頑張ってくれる。
そうか、それじゃ帰りの普通電車は満員電車だろうね。
周回路
地方の賃金が上がれば上がるほど、私たちは仕事をしなくてよくなる。
地方の人達の頑張りのおかげで私たちは潤い、地方の人達も潤う。
その分、後は1.2倍仕事を頑張ってくださいと言えば、私たちは昼間で仕事を終え家に帰り、次の日に備える。決まり文句は後は下請けに任せておけば良い、お宅の社員は優秀だ、また次も頼むよ…人の代わりなどはいくらでもいる。
毎年上京で優秀な人材は東京に集まるので、来るもの拒まず去る者追わずだ。
一言二言よりも私が聞きたいのは、わかりました、という言葉だ。
わかりました。
そうか、君は頑張ってくれそうだね。
道なり
快速電車で行くか、普通電車で行くか…。
私の住んでいるところの最寄り駅は、普通電車しか止まらない。
上京といえば快速電車、東京の人は普通電車
あの人は、そんなに急いでどこに行くのか…
コンビニでも何かに追われたように急ぎながら外へと飛び出して行く
多分時間を貴重に使っている人なのだろう。
そんなに急がなくても、と思いきや私も経験がある事なので何とも言い難い
急いでいる人は、時間に正確、人生設計もしっかりしている。
ゆっくりしている人を見て、いいな…と思うが、
急いでいる時はそんな事を考える暇もなかった。
人は人、私は私、急いでいたので快速電車に乗っていた。
Plese change next train…
電車の中でそういう放送が聞こえた、多分聞こえた…
それは私にはチャンスに聞こえた、まさに Luck now
なので私は普通電車に乗り換える事にした。
現実はそんなもの
家の中にいても仕方がない、しかしやる事がなければ外に出ても仕方がない。
することが無いにしろ、外を出歩けば色々な出来事がある。元気を出して外に行こう!
みんな忙しいので私の事など興味が無いし、むしろほとんど全員が初対面。
周りから私はどう思われているのだろう…そんな事は考えなくなってしまった。
考えているのは、あの子…可愛いよね、それだけで十分である。
東京、地方にいた時より引きこもりがちになっていないだろうか…。
それもそのはず実際にする事ないよね。仕事、飯、娯楽…それの繰り返し。
和雅名はアシタカ、東の果てよりやってきた!っとなると西の方、京都など向こうの方に行かなくてはならない。しかし実際は上京する人達は、東の果てにやってきている。
そこでする事というのは下に入る。毎年上京する人待ちで下から順に積み重ねられていく、ある意味年功序列だが、夢や希望に満ち溢れて東京に来た人はガッカリしてしまった事があるのかもしれない。しかし時間は長い、ガッカリせずに仕事をして、近所付き合いをしていると、自然と時間が経つのは早い。過ぎ去った時間は何もなかったように感じる。上京者が増えると、自然に上に上がる、地方も仕事を頑張ってくれているので私たちの給料は保証される。何も心配しなくて良いのだろう。
それは東京という街の空気、風土がそれを私に教えてくれる。
独り暮らし
東京では自身初となる独り暮らしだ。家事やら洗濯やらを全部自分でしなければならない、しかしそれは当たり前の事である。それとは別に自分と見つめ合う時間が多々あるので今の自分は本当の自分なのかと自分を見つめ直す、私は変わらない。しかし海外に3年間もいたのでよく分かる、それは変わってしまったのは日本のようだった。
これからの日本の在り方については興味が無いし、ましてや私は自分の生活が大事なので自分の生活を大事にする。仕事もつい先日辞職をした、理由は簡単だった。昔の自分の姿が映ってしまったので辞めた。辞めた…
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入口から出口、外に出てもここは東京。日本の首都であり人口も多い。
毎年何万人も上京をしてきては、成功する人、挫折する人、東京から出て行く人。
出て行く理由は何?
理由は、その人の変わりなどはいくらでもいる。
出て行った人はある意味正解かもしれない、なぜなら地方に帰ると大事にされる。
東京に来た理由は何?
理由は自分の力を試してみたかった…などと人それぞれ面接さながらである。
しかしそれはとても大事なことである、失ってはいけない小さな誇り。
人それぞれ考えはある。その考えを何年持ち続けられるかが上京であり
その人のやる気、精神力。私はそのやる気、精神力を2ヵ月で無くした、
なぜならここは日本である。そんなに頑張らなくても良いんじゃないかと…。
東京だから自分のすべてを出し仕事を頑張らなければならない、そういう人は立派だ。しかし全員が全員そうでは無い。隣近所を見ればみんなそんなに頑張っているようには見えない、普通に生活をしている、むしろ地方の方が東京に負けず劣らず頑張っているように見える。なので私は隣近所に合わせるとする。
東京は大勢で一つの事を終わらせようと、人が多いから仕事が早いように見える。地方はひとりひとりで一つの事を終わらせようとしているのでどうしても時間が掛かる、ある意味地方の方が忙しい。そこを郷に入れば郷に従え。
私が頑張らなくても地方が頑張ってくれる、地方に期待するとする。地方の人の頑張りが私の給料となる。
私の給料は地方が稼いでくれるので、私は仕事を選ばず、私は人生を選ぶとする。
ここは一つの首都、海外の首都を巡って来たので東京、されど東京。
ここは日本の東京。選択肢は快速電車か普通電車。